水産物は、飼料利用効率に優れている
世界のタンパク質不足の重要な背景の一つに、生物の成長に要する飼料の量があります。
牛・豚等の畜産物は、1kgの肉を作るのに必要な飼料の量が膨大であるため、飼育の過程におけるタンパク質のロスが大きくなります。
対して、魚等の水産物は、相対的に畜産物に比べて必要な飼料の量が少なく、効率的な動物性タンパク質源として注目されています。
加えて、畜産物は既にほとんどが品種改良が進んでいるのに対し、水産物は品種改良が進んでいないため、飼料効率の改善余地も大きいことが期待されます。
私たちは、超高速品種改良を駆使し、良質な動物性タンパク質を効率的に生産できる水産物を開発していくことで、世界のタンパク質不足に対応していくことを目指しています。