日本の水産業は苦しい局面にある

タンパク質源の確保を目的として、世界の水産生産量は大きく伸びていますが、乱獲・気候変動といった要因によって水産資源の保全が重要となっており、この30年間、漁獲量はほとんど増えていません。つまり水産業界の伸びしろは、天然物の漁獲ではなく、養殖にあります。

しかし、日本の水産業を巡る状況は、厳しさを増しています。この30年間で水産業従事者は20万人以上も減少し、かつて世界1位を誇っていた生産量は8位に落ち込んでいます。

水産生産量

私たちは、超高速の品種改良によって、生産効率の高い品種・付加価値の高い品種を開発・普及していくことによって、日本の養殖業、ひいては水産業をもう一度盛り上げていきたいと考えています。